20歳の頃は、英語がしゃべれないのが一番の悩みでした。
でも仕事を始めたら、 英語なんて学ぶものじゃなくて使うもの
だとわかりました。出張に行く前は外国にあこがれて、必死に
海外雑誌をめくっていたけれど、NYの画廊に自分が立ってみ
たら「知識はいらない。自分がそこに 行くしかない」と思い知っ
たのです。

パリコレに通うようになったのは、1993 年の秋ごろから。
気がついたら、もう9年くらいたっています。
行き始めて3年たっても、「これがパリコレの素晴らしさなのよ
〜」と 毎回先輩方に教わっているのに「どこがいいんだかさっ
ぱりわからない」私は 「ファッション・ジャーナリスト失格に違い
ない」、と捨て鉢な気分の日々でした。
しかし1996年の秋、当時所属していた『花椿』編集部の仕事を
通して、 スーザン・チャンチオロに出会うと、そこから先は違い
ました。 彼女の独特なクリエイティビティ―に、気がついたら
とことんのめりこんでいたのです。「この人のすごさは、一体ど
うやったら 伝えられるだろう……」とつねに考えるようになりま
した。こんな感動を伝えたい、こういう人たちの存在をどうにか
私の言葉にして届けたい。
そういう思いから、自費出版の『here and there』をはじめました。

世界は、身をもって知るしかない。
だから私はいつも「ところどころ」してるし、 みんなにも「ところ
どころ」してほしくて本を作っているのです。

 

 


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